Amundi、Ethereum上でトークン化されたSTOXX Europe 600ファンドを開始
欧州最大手資産運用会社Amundiが、Ethereum上でSTOXX Europe 600指数ファンドのトークン化されたシェアクラスを発行し、マネーマーケットトークンに続く2つ目のブロックチェーン商品となった。
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ポイント
- AmundiはCACEISと提携し、Ethereum上でSTOXX Europe 600指数ファンドのシェアクラスをトークン化した。
- トークン化ファンドは、機関投資家やデジタルプラットフォーム投資家向けに、従来のシェアクラスと併せて提供される。
- Amundiは決済スピードの向上や運用効率の改善を理由に、トークン化商品のラインナップ拡大を計画している。
Amundiは、運用資産残高で欧州最大の資産運用会社として、Ethereumブロックチェーン上でSTOXX Europe 600株式指数ファンドのトークン化シェアクラスを発行すると発表した。この動きは、同社が2025年11月にCACEISと共同で開始したトークン化マネーマーケットファンドに続くもので、対象となるトークン化クラスはSTOXX Europe 600指数を追跡する従来のファンドと同等で、欧州先進市場の大型・中型・小型企業600社をカバーしている。
ETH / USD
トークン化インフラとパートナーシップ
Amundiは欧州の資産サービスプロバイダーCACEISと協力し、トークン化インフラを構築した。CACEISはEthereumベースのトークンの生成、保管、決済を可能にする技術基盤を提供し、Amundiはファンドの投資戦略と運用管理を保持する。トークン化シェアクラスは従来の流通チャネルとデジタルプラットフォームの両方で利用可能となり、投資家は従来型とブロックチェーン型の所有モデルを選択できる。
戦略的根拠と市場背景
Cointelegraphによると、Amundiはアクセシビリティの向上、決済速度の短縮、運用効率の改善をトークン化拡大の主要要因として挙げている。今回の開始は、トークン化株式のグローバル市場が拡大する中で行われ、RWA.xyzが2026年11月4日現在でトークン化株式の総価値を42億4,000万ドルと報告し、前月比27%増加している。ただし、同セクターは米国関連商品が依然として支配的で、上位10件のトークン化株式資産はSpaceX、Circle、Alphabetなど米国企業に結びついている。
規制環境と今後の計画
欧州の規制当局はデジタル資産向けの枠組み整備を迫られている。4月には39社・業界団体が連携し、DLTパイロット制度下での資産適格拡大、取引量上限の引き上げ、時間制限ライセンスの撤廃を求めてEUに改革加速を要請した。Amundiの発表は、規制環境がトークン化金融に対してより好適になりつつあるとの自信を示すもので、同社は機関顧客向けに幅広いトークン化ファンドの開発計画も示唆している。
次に注目すべき点
投資家や業界関係者は、機関顧客がトークン化STOXX Europe 600シェアクラスをどれだけ速やかに採用するか、そしてAmundiのトークン化ファンドロードマップが実現するかを注視するだろう。また、EUの規制動向、特にDLTパイロット制度の改正がヨーロッパにおけるトークン化資産の規模と範囲に与える影響にも関心が集まる。

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