メイン州ベイリービルのヤードセールで、写真アルバムと数本のコカ・コーラの瓶、2脚のオークチェアを合わせて100ドル未満で購入した男性が、スポーツ史の一片を発見した。アルバムの中には、カード紙に貼られた1865年のブルックリン・アトランティックスの写真が入っており、米国議会図書館はこれを最初の日付入り野球カードと特定している。このカードは既知のものがわずか2枚で、後にメイン州のオークションで92,000ドルで落札された。

来歴と鑑定

カードの真贋は、コレクティブルの第三者検証を提供する鑑定会社Sportscard Guaranty LLCによって確認された。同社のシニアグレーダーであるボブ・ルースは、鑑定プロセスは市場に出す前に不可欠であり、デジタル資産の世界におけるセキュリティ層に例えると説明した。

オークションの詳細

鑑定済みカードはメイン州ビッドフォードのSaco River Auction Co.に委託された。オークショニアのトロイ・ティボドーによると、入札は10,000ドルから開始され、買い手手数料18%を含めた最終落札価格は2013年2月6日に92,000ドルに達した。NPRはハンマー価格が80,000ドルだったと報じ、こうした希少品への需要の高さを裏付けた。

歴史的意義

ブルックリン・アトランティックスは支配的なアマチュアクラブで、1861年、1864年、1865年にリーグ優勝を果たした。このカードは9人の選手とマネージャーを正式なポートレートで捉えており、南北戦争時代の野球の貴重なビジュアル記録となっている。その希少性と最古の日付入りカードとしての地位は、現代のトレーディングカード市場のベンチマークとなっている。

次に注目すべき点

コレクターは、残る米国議会図書館所蔵のコピーが今後のオークションで現れるか、また同様の低価格発見からさらなる初期時代の野球カードが出てくるかを注視するだろう。歴史的記念品の来歴を確立する上で、第三者鑑定会社の役割も引き続き注目を集めると予想される。