米中間選挙後にSpaceX(NASDAQ: SPCX)株が急落したことを受け、キャシー・ウッド率いる投資会社ARK Investは、ロケットメーカーの株式を4740万ドル分購入したと開示した。3つのARK ETFは合計348,406株を取得し、終値は135.92ドルとなり、前日比5.39ドル(3.81%)下落したとCoinGapeが報じた。

ARK購入の詳細

買い増しはARKの3つのテーマ型ファンドに分散された。ARK Innovation ETF(ARKK)が最大の224,483株を取得し、ARK Autonomous Technology & Robotics ETF(ARKQ)が63,478株、ARK Next Generation Internet ETF(ARKW)が60,445株を購入した。取引は11月4日の終値で執行され、株価は新たに民主党が支配する議会がテクノロジー企業、特にSpaceXの政府契約やAI事業への監視を強化する懸念が広がる中で下落した。

市場環境と規制不確実性

同日、他の株価指数は上昇したものの、SpaceXの下落は規制当局の監視強化への投資家不安を反映した。アナリストは、エロン・マスクの事業全般、特にSpaceXの防衛関連事業やAIプロジェクト、さらにはテスラとSpaceXの統合噂に対する議会の監視が厳しくなる可能性を指摘した。この下落はARKにとって買い場となり、短期的な政治リスクにも関わらず同社の長期的見通しに自信を示した。

ARKポートフォリオ全体の動き

SpaceX株に加えて、ARKのARK Fintech Innovation ETF(ARKF)は同日、Circle Internet Group(NYSE: CRCL)の株式1,894株を取得した。これはCircle株が12%以上下落する直前の取引である。また、ARKは他のテック銘柄の保有比率を調整し、ARKKとARKWはそれぞれBullishとIambic Therapeuticsの株式を約35,000株ずつ売却、ARKWはCrowdStrikeを8,809株、Cloudflareを7,483株、ARKQはAmazonとAlphabetの株式をそれぞれ15,750株、14,684株減少させた。

次に注目すべき点

投資家は、上院・下院の民主党多数が航空宇宙およびAI分野の法制度に与える影響を注視するだろう。ARKがSpaceXや関連テック企業に対して追加の買い増しや売却を行うかどうかの開示は、規制リスクに対する同社の姿勢を示す手掛かりになる。さらに、SpaceXの政府契約発表やマスクのAI事業の進捗が、今後数週間の株式市場のセンチメントを左右する可能性が高い。