Bitcoin.com Newsによると、民主党に米上院と下院の支配権を与えた2026年11月の中間選挙の結果を受け、ドナルド・トランプ前大統領に関連する一連のトークンが急落した。ミームコインのTRUMPとMELANIAはそれぞれ8%と11%下落し、一族が運営する暗号資産企業World Liberty FinancialのトークンWLFIは最大10%下落した後、一部戻した。24時間の終了時点で、WLFIはなお約5%安、TRUMPは6%安、MELANIAはほぼ3%安となり、同期間にビットコインが2%上昇したのと対照的だった。

下落の規模

下落が最も顕著だったのはWLFIで、選挙結果のニュース後に0.049ドルの史上最安値を付けた。前大統領とその妻の公式ミームコインとしてそれぞれ発行されたTRUMPとMELANIAは、それぞれ1.49ドルと0.072ドルで取引され、依然としてピーク水準を大きく下回り、史上最高値から98%と99%超下落している。取引高も大きく分かれた。TRUMPの24時間取引高は約1億3000万ドルだったのに対し、MELANIAは約600万ドルしか集めなかった。

政治的背景と調査の可能性

民主党指導部は、トランプ家の暗号資産活動を精査することに関心を示している。下院監視委員会の民主党筆頭議員ロバート・ガルシア氏(カリフォルニア州選出)は、「トランプ家の汚職」が新たに権限を得た委員会の焦点になると警告し、具体的にWorld Liberty Financialを挙げた。ブルームバーグは、トランプ氏関連の暗号資産企業が調査の可能性に備えて、すでに法律顧問とロビイストを雇っていると報じた。大統領の拒否権により、民主党が広範な反暗号資産法案を可決するのは壁に直面する可能性があるが、議会の勢力変化はなお標的型の調査につながり得る。

市場の状況と見通し

トークン安は、選挙前に始まっていた暗号資産市場全体の調整の中で起きた。WLFIは年初来で55%安、ピークから85%安となっており、TRUMPは過去12カ月で79%下落した。売りが続く中でもビットコインが小幅に反発したことは、市場全体のセンチメントが政治色の強いミームコインよりも底堅いことを示唆している。アナリストは、トランプ氏関連資産の評価にさらに影響し得る正式な調査や規制措置を注視するだろう。

次に注目すべき点

監視すべき重要なシグナルには、下院監視委員会が発表する正式な召喚状や公聴会、暗号資産監督に関する上院銀行委員会の声明、World Liberty Financialの法務チームの対応が含まれる。さらに、議会の移行後数日間におけるTRUMP、MELANIA、WLFIの値動きは、市場が政治リスクを一時的なものと見なすか、より長期的な逆風と見なすかを示すだろう。